介護の未来!!支援型で可能性をひろげていく

介護現場の二つの流れ

介護職の仕事を考察すると、脈々と流れている、家政婦やお手伝いさん、お世話役の流れで日常生活に必要な本人が望むことをその状態に関係なく一律、画一的にしてあげる、あるいはさせていただくという介護型が主流です。一方、日常生活に必要なことのひとつを、できることとできないことを見極め、できるように、できることを取り戻せるように手立てを講じる支援型というものもあり、その代表格がグループホームといえるでしょう。この二つは入居者の状態で決まるものではなく、制度を含めて介護する側の考え方や方向性で決まるものです。

普通の人の姿を求めている

平均寿命に達したとき、歩くのをやめて、車いすで生活し、自分で食べるのをやめて他人にたべさせてもらいたいかと問いかければ、それを望んでいる高齢者はいないというのが現実です。人はそもそもできることはできる状態のままで死を迎えたいと願っています。しかし、いくら願っても、病気やケガなどで、それがかなわなくなって要介護状態になることもあるでしょう。そうしたときに諦めさせるのではなく、普通の人の生きる姿とは似ても似つかない別物の姿に追いやらないようにするのが介護職の本道でしょう。

可能性を広げる支援型

支援型の代表的な事業であるグループホームの誕生はそれまでにみられなかった認知症の人々の暮らしぶりを可能にしました。それは制度によるものだけでなく、介護の仕事を介護型から支援型にスイッチした専門職たちの実践や家族に地域住民、行政マンなど関係者間の連携があればこそうみだされた姿でしょう。時代は認知症になっても人としてという方向に変わりつつあり、地域住民の一員として暮らし続けていける環境も整いつつあります。介護職は心身の状態に応じて、最期まで人として生きていけるように支援する専門職だというプライドをもち、介護を追求していくことが必要でしょう。

介護というと職員も年齢層が高い傾向にありました。しかし近年では、新卒などの若い人達が介護に就職する事も増えてきています。